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日本気象学会 山本賞を受賞しました

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2022/10/25 2022年度堀内賞、正野賞、山本賞の受賞者決まる 対象は,移動性擾乱の活動と平均場との相互作用における高低気圧性渦の寄与分離手法の開発. 受賞対象論文は Okajima et al. (2021) . 山本賞は,日本気象学会による,基礎研究・応用技術開発を問わず優秀な論文を発表した新進の研究者・技術者に対する顕彰である. ( 日本気象学会が行っている各種表彰(顕彰事業) より) 授賞式にて 授賞式に蝶ネクタイ(そこまで目立たない色)で参列したのをかなりの数の方に突っ込まれてしまった.特にウケを狙った訳ではなく,披露宴で使う予定だったがコロナで飛んでしまって結局日の目をみる事のなかった蝶ネクタイが家にあったので,フォーマルな装いであるし,せっかくの機会なので,ということで着用していったのだが.たくさんの方の印象に残り,楽しさを提供できたのならとても良かった,と思っておこう. 改めて,推薦および選考に関わって下さった方々,これまでお世話になった方々に感謝申し上げます.

BALMCAST kick-off Meeting

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 2022/10/4-10/8 @ベルゲン大(ノルウェー) BALMCAST kick-off Meetingにゲストとして参加し,セミナーを行った. BALMCASTというのは"Bias Attribution Linking Moist Dynamics of Cyclones and Storm Tracks"の略で,ベルゲン大のThomas Spengler教授をPIとする研究課題(The Research Council of Norway; 2021 - 2026)である.このキックオフミーティングに,ArCS II海外交流研究力強化プログラム海外交流計画(北極域気候変動と遠隔影響に関する日本・ノルウェー教育研究連携; FY2021-2024; Lead 中村教授)の交流活動としてのミーティングをくっつける格好で,日本から参加させていただいた.ありがとうございました. BALMCASTでは予報モデルのバイアスの低減に資する研究をする事が計画されており,その絡みでcyclone clusteringや非断熱加熱の重要性に関する研究発表が複数行われた.特にcyclone clusteringというトピックはこれまであまり触れて来なかったので面白く,ストームトラックの上流側にある日本と下流側にあるヨーロッパではcycloneの振舞いに対する感覚が異なるのだな,ということを改めて実感した. 会議の様子.話しているのはThomas Spengler教授 私の発表は"storm tracks meeting"というタイトルのセミナーとして行われて,BALMCAST以外のGFIの方々も何人か参加して下さった. ブリッゲン GFIの食堂.以前来た時には別のフロアに食堂があったが移動し,完全に新しいスタイルになっていた. 中心部の小さな湖.