stormtracks2022
2022/5/29-6/3 @Orelon (France)
Stormtracks2022: Midlatitude storm-tracks workshopに参加し,口頭発表を行った.
コロナによるロックダウン開始後,初の海外出張である.
大西洋に面したオレロン島という島の,CNRSの保養施設?のようなところで行われた会合.
パリに飛行機で向かい,その後TGVでLa Rochelleまで移動した後にバスに乗って島まで移動.日本はコロナ禍真っ只中な雰囲気だったが,フランスでは日本ほど緊張感のある状況ではなかった.
比較的少人数で同じ保養所内に点在するロッジに滞在し,基本的に朝昼夜の全ての食事を同じ食堂で食べ,一つの会場で口頭発表もポスターセッションも行われる.常にだれかとコミュニケーションすることになる環境で,日本からの参加者も3人というのは非常にエキサイティングだった.
博士の途中で研究テーマを大きく変える事になってストームトラックの研究を初めたのが2018年.ストームトラックに関する論文などをより真面目に読むようになったのはそれからだったが,D論を提出するまでは,あまりにもお金に困っていて精神科に行きつつアルバイト漬け,心身ともに生きるのに精いっぱいという感じで国内の学会に行くこともほとんどなく,D論を提出したと思ったらコロナ禍,という状況だったので,ある意味「外の世界」をあまり見ることが出来ないままに研究をしてきていた.
このstormtracks2022では,これまで3-4年ほど取り組んできた研究のトピックについて,より大きな枠組みからどういう研究テーマ・ターゲットがあり得て,どこにどういう研究をしている人たちがいて,コミュニティ(の一部)がどういう方向に向かっているのか,というのをある意味で初めて感覚として把握できた機会になった.正直ストームトラックの研究を始めた頃は(自らの境遇的に)とにかく「苦しい」という感覚しかなかったが,この学会で久々に研究の奥深さみたいなものを再確認することができた気がした.
さて,2022年夏には日本帰国時に 72時間以内のCOVID-19の陰性証明 が必要だった.
6/4朝にパリを発ち6/5に日本に到着するので,6/2以降に検査を受けなければならない.しかも,厚生労働省が用意した特定のフォームに情報を記入してもらわなければならない.
大都会ならまだしも,ここはフランスの田舎であり,厚生労働省の求める基準のCOVID-19検査を行なっているクリニックがそばにある訳でもなければ,クリニックに行ったとしても英語は通じない.英語の通じる検査場はパリやCDGにあるようだが,予約はできずどれくらい待つか分からない...
どうしようもないので,LOC/SOCの方に相談したところ,島にあるCOVID-19検査用の施設(Centre de Dépistage Covid-19)で検査ができ,そこで6/2の午後に一緒に行ってフランス語への通訳をしてくれるとのこと.なんとありがたい・・・
クリニックは島の中心部に近いSaint-Pierre-d'Oléronにあり,会場からは草原を抜けた数km先にある.施設で自転車を借りることが出来るので,それで移動することになった.
クリニックで鼻腔からサンプルを取って支払いをし,フォームに必要情報を書いてもらう.検査結果はすぐには出ないので,メールで結果を伝えてもらうことになった.その結果を自分でフォームに転記すればよいだろうとのこと.
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