論文が出版されました (Okajima et al. 2024c GRL)

筆頭著者として執筆した論文が、Geophysical Research Letters誌より出版されました。

本論文は,Chang (2024) が流れの局所曲率に基づいた低気圧性・高気圧性寄与の評価手法に異議を唱えた点に対し,反論を展開したものです.Changの主張が非現実的な仮定に基づいていることを指摘し,曲率ベースの手法がジェット気流に伴うシア渦度の影響を効果的に除去し,気圧性・高気圧性領域を特定する上で有効であることを実証しました.そのため,この手法が現実的な条件下での擾乱のエネルギー論における低気圧性・高気圧性の寄与を評価する上で有益であるといえます.


論文情報

Okajima, S.*, Nakamura, H., Kaspi, Y. (2024). Reply to Comment by Chang on “Anticyclonic suppression of the North Pacific transient eddy activity in midwinter", Geophys. Res. Lett., 51, e2024GL111599. https://doi.org/10.1029/2024GL111599 Journal Site






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