ArCS-II—Norway Joint Workshop on storm tracks and atmosphere-ocean interactions

2025/3/9-3/16 @ベルゲン大学(ノルウェー)


ArCS-II—Norway Joint Workshop on storm tracks and atmosphere-ocean interactionsに参加し,口頭発表を行った.


3/9に新潟から帰宅し家事を済ませ、夜に羽田からヘルシンキへ。

今回は現実的な値段で利便性の高いフライトがなく(高いものならあったが…)、ヘルシンキで12時間乗り換えという旅程。

FINNAIRでは北極航路の場合に「北極飛行証明書」なるものを配っているようだ。


順調に朝4時前にヘルシンキに到着。さすがにこの時間には電車が動いていないので、空港で少し時間を潰して5時前に電車に乗る。

ヘルシンキ中央駅(Helsingfors)までは30分弱。今回は1dayチケット(Zone ABC用; 12EUR)を買った。空港~中心部の往復に加えて2回くらい乗れば元が取れる値段設定。3-4時間散策できるなら絶対にこっちのほうが良いと思う。

荷物を一旦ピックアップすることを選ばなかったので身軽だったのだが、3月のフィンランドが寒いということをあまり考えておらず(気候の研究をしているはずなのに)、東京と変わらぬ服装で早朝の町に出るとものすごく寒い。そしてまだ5時半前なので日の出はまだかなり先。。空港のエスプレッソスタンドにでも居れば良かった。。同じ便で見かけたY先生はもっと効率的な便で移動しているのだろうか。ベルゲン直行ではなくトロムソに一旦行くともっと早く着いたらしいが…

5時半前のヘルシンキ中央駅。人はほとんどいない。
6時を過ぎると人が増えてくる。コーヒースタンドもオープン(写真は北欧を代表するコーヒースタンドチェーンのRobert's Coffee)。

フィンランド語はノルウェー語とも似ておらず意味を推定することすら難しく、中央駅の目の前のカフェでも店員によっては英語が通じなかったりする。その一方で空港などの場所にはたまに日本語が書いてある。日本からの旅行者が割と多いんだろう。

(北欧ではそこら中にあるEspresso House.結局ここが開くのを待って利用した)


カフェで仕事をしたり散策したり。明るくなってきても店が開いていないので歩くだけだが、HSLのday passでスオメンリンナ島(世界遺産;要塞だった島)行のフェリーに乗れることが分かったので行ってみることに。スオメンリンナ島までは3kmほど、約15分。スオメンリンナ島はそれほど大きくないので、1.5hほどで歩いて見て回れる。

その後国立図書館と大聖堂を見て、少し買い物などして、昼過ぎに電車に乗って空港へ(国立図書館は地味だが良い雰囲気で、休めて、地下に小さいカフェがあってeduroamが使えるので非常によいスポット)。

ヘルシンキからベルゲンまでは2時間と少し。航路的に小さい飛行機だろうと思った通りプロペラ機(dash8-400)で、緑の機体にはwideroeと書いてある。 

(緑色に塗装されたデハビランド DASH8-400がお出迎え.もちろんボーディングブリッジなど使わず、帰りは雨の中でげんなり.)


3/10の夕方にベルゲン着.ベルゲンはこれが6回目?。いつものようにライトレールでByparkenまで乗ってホテルへ。2023/07以来のベルゲン。中心部の湖に映るカラフルな家とぐすついた天気を見ると「ベルゲンに来たなあ」という感じがする。

(世界遺産のブリッゲン)

ワークショップは3日間+翌日に個別議論。ベルゲン大には気象の研究をされている研究者・学生が多くいて、「ビヤークネスセンター」という大変格好よい名前のセンターがある。


4日目(3/14)は個別議論.ジェットの抽出などに関連した今後の研究について相談。

それまで少し時間が空いたので、ベルゲン中心部の近くにある中で一番高いウルリケン山に登る。600m強で、UCIのロード世界選手権で使われたフィッシュマーケットやブリッゲンからすぐに行けるフロイエンよりはかなり高い。

森林限界を超え石の階段がひたすら続く。健脚向きとは書いてあったが、実際出張続きで鈍った体にはかなりきつい道程だった。

帰りのフライトはヘルシンキで3時間弱という割と良い感じの乗り継ぎ。ヘルシンキで搭乗したところまでは良かったが…

15分遅延した後に,滑走路に向かったが途中でtechnical problemがある(pressureがどうとか)とゲートへ引き返し。何をするかと思えばrefill。給油必要量の計算を間違えたんじゃないのか・・・大丈夫か・・・

3/16に帰国.おつかれさまでした.


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