ENS-LMD出張
2025/6/11-12 @ ENS-LMD (フランス)
パリにあるLaboratoire de Météorologie Dynamique (LMD)のGwendal Riviére博士らを訪問し,ミニワークショップで発表+その後議論を行った.JAMSTECの山崎さんがGwendalさんに掛け合ってくれて実現したものに参加させていただいた.(ちなみにGwendalさんは前回のstormtrack workshopのオーガナイザーの代表を勤めてくださった方である)
LMDはÉcole Normale Supérieure (ENS; 高等師範学校)に所属しており,Centre national de la recherche scientifique (CNRS; フランス国立科学研究センター)の管轄の組織である.
11日朝に羽田からパリへ。色々立て込んでいて発表資料が未完成となかなか切羽詰まっており,フライト中に仕事をするしかない状況だったが,3列並びの真ん中ながら窓側の隣がいないという僥倖で、発表資料が大方完成+他のことも少しできた。今までのフライトで一番仕事が捗ったと思う。
17時ころにCDG着。ターミナル1からターミナル3に移動し、RERのB線に乗って南下、メトロに乗り換えて15区のホテルへ。空港からモンパルナスまで40分くらい。
この日の最高気温は27℃くらいだったようだが、ヨーロッパにありがちな空調の効かない電車は暑い。Aulnay sous-Boisから先でどんどん混んできて、Gare du NordやChâtelet Les Halles辺りでは日本の感覚でも余裕で混雑。ラッシュアワーだったのかも。パリ市内はセーヌ川から見て南北で差があり、北側では治安が良くないと見たのだが、確かにGare du Nordまでの乗客とChâtelet Les Halles以降の乗客では明らかな差があった。
あとパリの地下鉄は全くバリアフリーではない(さながらbarrier fullyという感じ)。一部の大きな駅を除けば 乗り換えや出口に向かう道では大量に階段がありエスカレーターなどはない。あと路線によってはシステムがかなり古く、改修工事の告知なども出ていた。乗ったのは6,10,12号線のみだが、10,12号線は車両が小さい上にかなり古く(ドアを開けるのにレバーみたいなものを手動で上げるシステム)、雰囲気も良くなかった。一方で6号線は新しい。主要観光地を通っているからかも。
19時半くらいにホテル着。近くのスーパーで適当に晩飯を買って食べ就寝。
翌12日はENSのLMDでミニワークショップ。朝早く起きてしまったので、散歩ついでに少し観光した。パリをまともに観光したのはこれが初めて。
メトロでトロカデロ広場へ。
歩いてクレバー通りから凱旋門→コンコルド広場(シャンゼリゼ通り)、チュイルリー庭園の入り口まで行ってコンコルド駅からメトロで戻った。ちなみにこれで写真を少し撮りながら歩きが1時間。メトロの駅間はかなり短く3駅分を歩いても20分くらいである。ホテルを7時に出て9時前には戻ってこられた。
クレバー通りは普通の通りだったが、カフェが多くてゆっくり歩くと楽しそうだった。朝から開いているカフェでエスプレッソをテイクアウトしたら1.5ユーロだった(安い!)。一方,シャンゼリゼ通りは広いし歩道が石畳ではないので歩きやすいのと(東向きが下りというのもあるかもしれない)、かなり掃除が行き届いていて綺麗なのはすばらしいのだが、銀座と日本橋を足したみたいな場所で、日本に来た外国人がわざわざ銀座には行かないという意味がわかる。それでも朝7時代から並んでいる人がおり,観光地だなあと感じた。あと,フォトウェディングか何かのために来たとおぼしき日本人も多かった。
その後ENS-LMDへ.ちなみにこの日の最高気温は31℃,暑かった.
ENSは14区のいくつかの駅から細い道を通ったところにあり、建物内は迷路のようだった。ワークショップでは移動性擾乱と大気海洋相互作用に関する研究について話した。その後、参加者の数人で擾乱と海洋からの熱放出の関係についてさらに議論するなど、短いながらとても有意義な滞在になった。ワークショップの会場の部屋がとても良い感じだった。
夕方にCDGへ移動、夜9時頃の便でベルゲンへ。Gwendal Riviéreさん、そしてご一緒させて頂いた日本からの皆様、ありがとうございました。
ベルゲンではミニワークショップとStormtracks 2025 workshop。つづく。
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