Stormtracks 2025 workshop出張 +α
2025/6/12-6/21 @ローゼンダール&ベルゲン (ノルウェー)
LMD@フランスへの出張からのつづき。
6/12に夜9時頃の便でCDGからベルゲンへ。ベルゲンの空港に23時台に着き,宿泊先へ。この日は寝るだけ.
13-14日はベルゲン大でワークショップ。研究の進捗などについて発表するとともに議論、交流を深めた。久々にフロイエンにも登った。
15日から20日はstormtracks2025 (webpage)。
stormtrack workshopは今回で4回目。前回は3年前にフランスのオレロン島で開催され,私も参加した。
15日午前にベルゲンからフェリーに乗ってRosendalに移動。ホテルはとても素晴らしいロケーションで、食事もとても美味しかった。魚が多すぎると一部に不評?だったようだが、私としては「こんなに魚を食べさせてくれるのか」とむしろ大満足だった。食事は本当にうまかった。お腹にも明らかに良いしね。
この会議は5日間にわたって発表+ポスター+ディスカッションに、寝食も同じ場所という前回と似たタフなスタイル。博士の時の「アウェイ出張」にピッタリである。
しかし夜まで明るいというのは睡眠に悪影響がある。カーテンを閉めれば部屋は暗くなるが、外が見える場所は10:30くらいまでは割と明るいので、気を付けないと時間の感覚が狂ってしまう。しかも時差に加え,遅くまで喋っているので…寝不足に。今も寝不足が解消されていない感覚が…
今回はSOCの一員としても参加しており、事前のプログラム編成やアブストラクトのレビューに加えて、会議中は議論のモデレーターも行った。
火曜日と水曜日に議論のモデレートを行ったが、前に出て話すのは緊張する。何なら発表より緊張した(準備できる範囲に限りがあるため)。
2回目は1回目の経験や他の議論セッションでの学びを活かして、より議論を盛り上げることができたように思う。日本人と海外の方の盛り上がり方が異なるのは自然だが、それがどう異なるのかを学ぶには実体験が一番である。とてもよい経験になった。
(具体的には,1回目は事前にcommon themeとquestionsを用意して意見を募るという普通のやり方で,それでも意見は出たのだが,2回目は最初に「隣の人と◯◯について2-3分意見を交換してみましょう」という時間を取ってから意見を求めた.後者の方が明らかに反応が良かった.ちなみに◯◯は"What caught you off guard in the Atmosphere-Ocean interactions – something you didn’t expect to hear or think about?"というような感じにした.)
今回は3年前のフランスでのstorm track workshopからの成長を随所で感じられた学会になった(前回の記事)。それは自分の心持ちだけでなく、ロールや周りからどう見えているか(想像に過ぎないが)など多岐に渡った。もちろん3年経てば成長しているべきなのだが、この3年間に積み上げてきたことが基本的には間違っていなかったという感覚が得られたのは嬉しかった。
もちろん欲を言えばもっと研究できているべきだったし、もっと本質的な問題に取り組みたいとも感じた。この2年程は「やるべきこと」に取り組んでいるものの進捗は十分とは言えず(そもそも環境の問題もあるが…)、悔しい思いもある。今回はその「やるべきこと」に関して参加者の1人から声を掛けられたので、これをきっかけに研究を加速していきたい。
3年前と比べて「各時刻の低気圧やジェットなどと種々の物理量を関連付けよう」という研究が増えた気がする。気象と気候の間を繋ぐというのは一つの流れなのだろう。
こういう学会に来るとやることが増える。
20日午後にフェリーでベルゲンに戻り、フライトの都合で1泊。
翌21日は朝早く出発して空港へ、チューリッヒを経由して成田へ。チューリッヒの乗り継ぎは50分だったが何とかなった(成田行きの出発が10分遅れたが、乗り継ぎを待っていたのかもしれない)。
おつかれさまでした。特にSOCやLOCの皆様、どうもありがとうございました。











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