水月湖出張

2025/6/27-28 @福井県 水月湖(若狭町)


現在,学術変革領域研究(A)『「暴れる気候」と人類の過去・現在・未来』に関連して水月湖で年縞堆積物の採掘を行っている.その現場を訪問し,採掘・コアの処理の見学と年縞データ等を用いた研究の今後の方向性に関する議論を行った.


6/27の朝に東京を発って,三方駅から水月湖へ.

採掘現場は水月湖の中(上?)で,採れたコアを処理するのは湖のほとりの若狭町レイククルーズの駐車場に建てられたプレハブ.採掘期間にとても多くの訪問者がいるそうで,この日は別の知り合いの方にも会った.

まずは採掘現場を訪問させていただいた.グアテマラでは採掘現場に行った日があいにく休みの日だったので,今回ようやく採掘が行われている様子を見ることができた.

掘削現場のフロート.今回はなんと2階建て

西部試錐工業の方々の動きがスムーズ過ぎてびっくりする.見ていて気持ちいい.

フロートから見た,フロートに向かってくる方々を乗せたボート

その後,コアの処理を見学させていただいた.

パイプから土を抜き出す

取り出した土を丁寧にかつ手際よく処理.

その日は近くの旅館に宿泊.水月湖だけでなく,三方五湖はのどかで良いところですね.


翌28日はオーストラリア(アデレード大学)からの訪問の方がいたので,まずは中川代表がコアの処理を改めて解説.

この日の掘削で用いられたサンプラーの解説を行う中川代表

この日は偶然Bjerknes Centreのシャツを着ていたのだが,アデレード大学から来られた方(Jonathan Tylerさん)もベルゲン大に滞在していたことがあるらしく,話が盛り上がった.

その後,年縞データ等を用いた研究の今後の方向性に関する議論を行った.気候モデルの長期ランを使って何ができそうか,という資料を作っていったので,それを見せつつ有意義な議論が出来た(お忙しいところ,北場さんありがとうございました!).


休日限定の観光用バスに乗って駅へ.その日のうちに帰京.

おつかれさまでした.採掘現場のみなさま,大変ありがとうございました.


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