NCAR滞在

2025/11/4-11/8 @NCAR(コロラド,アメリカ)


数物フロンティア・リーディング大学院の支援でテキサスA&M大学に1か月半ほど滞在し,その滞在の間にコロラド州ボルダーにあるNCARを訪問させていただいた.

10/5 東京→ヒューストン
11/4 ヒューストン→デンバー
11/8 デンバー→ヒューストン
11/17 ヒューストン→東京(11/18)

という旅程.

この記事ではNCARでの滞在(11/4-11/8)について記す.テキサスA&M大の滞在についてはこちらの記事で.


NCARでの滞在ではNCARのJustin Small博士がホストになって下さった.

デンバーからボルダーはバスで移動(1時間ほど).初日はボルダーのバスセンターまでSmallさんが迎えに来てくれ,NCARの施設をすこし案内してくれた.晩御飯を食べて,バスに乗って宿泊先へ.ボルダーで宿泊したのはFoot of the Mountain Hotelという,ホテルというよりはロッジのような場所.自然に囲まれた,かわいらしく雰囲気のあるロッジだった.

Foot of the Mountain Hotel

滞在中にお邪魔させて頂いたNCARの施設はTable Mesaという丘の上にあり,ホテルから丘の下にあるバスセンターまで路線バスで移動した後,そこからNCARのシャトルに乗ると着く.もちろん歩いても良いのだが,200mくらいの上りを1時間かけて歩く,という大変な道である.ちなみに自転車で降りるとスピードが出過ぎて危ないらしい(当たり前か).

Table Mesaを下から撮影

ボルダーの空.山岳の影響を感じる

NCARは研究所なので大学とはまた違った雰囲気.研究員は基本的に個室で,ゲスト用の机が設置されている部屋もあった.滞在中はこのゲスト用の机のうちの1つを使わせて頂いたのだが,このデスクが電動式昇降デスクで,日本では見た事のないものだったので,感動した.

NCARではセミナーをさせていただき,それに加えて数人の方と個別議論をさせて頂いた.セミナーでは参加者の方とガッツリと議論をすることが出来,とても刺激になった.(こういう時の議論についても学んだ;議論のテンションが人によって大きく異なるということも)

セミナー後,Mike Alexander博士とMatt Newman博士と

Justin Small博士と

Frank Bryan博士と

Yu-Heng Tseng博士と


ボルダーの宿泊先にはキッチンが無いので,自炊はできない.しかしボルダーはアメリカの中でも物価が高い町である.ボルダーは人口成長率に制限を設けるような都市計画を行っている上,居住者の教育水準が高く,有り体に言えば「富裕層が多い」からである.確かに良い町であることは間違いなかった.

なので,夕食はスーパーのデリを買っていた.ボルダーにはホールフーズみたいなスーパーがたくさんある.

ボルダーでの夕食

ボルダーは西に山が迫っており(西に行けば割とすぐにロッキーマウンテン国立公園がある),多種多様なたくさんのトレイルがある(Table Mesaの裏もトレイルになっているくらい).高地トレーニングでも有名である.せっかくなので,トレイルのうち良さそうなものを選んで,ハイキングに出かけてみた.

しかしボルダーは寒い.テキサスより北にあるし,標高1600m以上であるからである.11月上旬でも少し高い所に行くと夜には雪が降っていた.昼間は比較的暖かいのだが,朝晩の気温は0度くらいにまで冷え込み,滞在の翌週は氷点下になる予報が出ていたようだ.テキサスのアウトレットで上着を買って行ったのだがそれでも寒かったのだが,Smallさんが滞在中ニット帽を貸してくれてとても助かった(ありがとうございました).

ホテル近くのRed Rocks Trail.帽子はお借りしたもの

ホテルとNCARの間くらいの場所にあったChautauqua Parkのトレイルに行ってみることに.アメリカのトレイルで印象に残ったのは,犬を連れて来て一緒に上っている人が多いことだった.日本ではあまり考えられない(サイズだけでなく躾の問題もあると思う).

Chautauqua Park

Chautauqua Park TrailからGreen Mountainを見上げる

Green Mountainに向かう途中のルート(実際に通った).ハイキング・・・?

Table Mesaを上から見る

トレイルの後半は岩を上るシチュエーションが続き,正直かなり怖かった・・・


今回のボルダー滞在でお世話になった方々,特に滞在のホストになって下さったJustin Small博士,大変ありがとうございました.

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